第二言語

筆者の不勉強のせいで完全に名前負けなブログタイトルになりつつありますが、流れに乗って第二言語のお国のことについて少々私見を書いてみる。ちなみにうちの大学の選択は中国、フランス、ドイツ、ロシアから。(2回生からイタリアもとれるらしいが。)

・中国
まず中国の「ち」の字を聞いただけでもおいや><ってなる人も多いかと。この言語は商学関係とかのビジネス向けであり、かつ国文学や東洋学を学ぶ上で役立ちそうです。人材確保の流れが中国→ベトナムへと傾きかけている昨今ですがやはり数の中国。中国への投資のある会社で重宝されることは間違いないでしょう。ただし、数年前まではまるで需要のなかった言語ですから教員が不足しており、また言語解釈の統一性に欠けているという欠点もあります。そして難点となりそうなピンインですけれど、発音の仕方は多種多様ですが慣れでできるようになります。問題は単語のピンインをどれだけ覚えられるかでしょう。しかしながら、学校で学ぶのは北京地域の官話(マンダリン)なので、香港地域の広東語、上海語などとは大きく異なります。一応国内では「方言」のようなものですが、れっきとした別言語として学習することが多いです。

・フランス
フランス語はかつてほどの栄光はないものの、国連の試験言語にも残っているのでまだまだ力はあります。ところで、英語で牛は「ox」フランス語では「beef」、豚は英「pig」仏「pork」ですよね。当然のごとく、英語のほうを生物そのもの、フランス語のほうを肉そのものを連想しますが、これは英語発祥のイギリスがかつてフランスの統治下にあったことの名残といわれています。北欧からヴァイキングが南下してフランス地域にフランク王国をたてたのち、フランス諸侯がイングランドを征服し、ノルマン朝を立てた(ノルマンコンクェスト)イングランド支配層がフランス語を用いた、という話があり、このような語の借用もあるので両言語の関係性は大きいといえます。また、フランス語は世界一美しい、世界一語彙が少ないと言われています。

・ドイツ
おもに法学生、経済学生がお世話になるかも。マルクスはドイツ人ですしね。国際法主権国家が意識された(=国益の追求)ウェストファリア条約*1や、大日本帝国憲法の素地となったプロイセン憲法も、当時世界一民主的と言われたヴァイマル憲法*2もドイツです。ドイツ語は文法が非常に難し(いらし)く大変だけど、その分自由度が高いそうです。これは日本語にも言えるかも。いろんなところで日本と共通点が多いですね、ドイツは。

・ロシア
これはぶっちゃけ僕には未知な言語です。まず文字から新しく覚えなきゃならんし。ただうちの大学の話ですけど、難しすぎて先生もよくわかってなく、テストが簡単っていうことでリア充どもに人気の言語。ロシアは資源いっぱい持ってるので将来性は意外にそこそこあるかと。北方領土を取り戻してやるみたいな人、レーニン社会主義に心酔して…という人、インテリゲンツィアになりたい!人向け。

いま読み返したらよくわからんエントリだったな…失敬。

*1:メモ:カール・オットー戴冠以降、キリスト教ローマ法王の保護を暗黙の義務としてきた神聖ローマ帝国はドイツを領土としていたが国王のイタリア政策への固執宗教改革による反乱の頻発などで統一度が低かった。最後で最大の宗教戦争といわれる30年戦争では味方のはずの旧教国・フランスと対立・大戦へと発展し、宗教戦争としての性格は薄れ、主権国家間の戦いとなった。この戦争の講和条約国際法の端緒となり、また主権国家間の条約締結となる。神聖ローマ帝国の死亡診断書とも。

*2:ただし、非常大権という強大な権限を大統領にゆだねたため、崩壊。